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インターネットとSC [SCの運営管理]

インターネットによる通販売上は拡大化傾向にある。
大きな影響を受けているのは、音楽CDショップそして書籍である。

確かにすべての本、音楽などをデータとして端末1台に格納して好きなときに、好きな場所で、読みたい又は聞きたいときに楽しむことは便利ではある。

インターネット書籍、音楽を購入する動機はCM、インターネット上のPRから情報を得てダウンロード購入する。
いわば、ピンポイント型購入方法である。

また、最近ではリアル店舗のスーパーがネットスーパーとしてインターネットで商品販売するケースが増加している。
購買は、インターネットで注文すると当日中に宅配されるという。
販売諸経費を含めた採算は各社ともにとれていない。
現時点では、店舗として地域サービスによる認知性として行われている。

ショッピングセンターについても
各社ではインターネット利用について研究し始めている。
ショッピングセンターがインターネット上に仮想商店街を立ち上げる企画である。
実際に、SCに入店するテナントを中心に仮想商店街に参加させ、インターネットで顧客が注文し、配送するというしかけである。

インターネット通販業(たとえば AMAZON.COM ・ YAHOOショッピングなど)と比べて、何が違うのか? 疑問である。

先に述べたように、インターネット購入者は必要なものを先に検索し検索対象となった店舗が複数あれば価格・サービス・支払方法で比較購買する。

インターネット購買に対して、ショッピングセンターは様々な業種業態の小売業・サービス業の複合体であり、来店客は目的購買から無目的来店の様々である。

リアル店舗であるショッピングセンターが、単純にインターネット仮想店舗を設ければよいということではなく
お客様に対して、インターネットを利用したサーピスは何かということについて考えていく必要はないだろうか。

ショッピングセンターはインターネット的なピンポイントな購買動向はごく僅かであり、来店客に対して常に新たな提案要素を表現し続けなければ、そのショッピングセンターはソフト面で老朽化する。

例えば、売上低下の要因でイベントの削減、ポリシーなき空き区画補充、安全・清潔面の保守費の削減など数を上げればキリがない。

インターネット社会の到来、経済環境などの要因をいかに利用していくことができるかが、今後のショッピングセンターの原点ではないだろうか。



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