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クラウド型ショッピングセンターシステム導入の留意点 [情報システム]

ショッピングセンターシステムの導入は新規SCオープンと現行システムのリプレースにより、ローコストで効率的なシステムが検討がされる。

従来は、ハードウェア中心のメーカー系のシステム導入が一般的であったが、インターネットの進化により、クラウドと呼ばれるインターネットを経由してシステムを利用する形態が認知されてきている。

クラウドは、従来のハードウェア一体のシステムと違い、利用会社内のLANからインターネットに接続し、クラウドのサービスシステムを利用するものであり、システム投資と月額コストともに従来のハードウェア設置型システム比較してコストダウンができる。

システムの操作サポートサービス、データの保存サービスなども付随しており、利用者側にとって価値のある仕組みとなっている。
また、利用場所の追加、移動もインターネット環境さえあればコストと時間もかからずに対応される。

このことは、利用社内のPC、インーネットに接続する機器はクラウドサービスを利用するために常に最適な状態にしておくことが必要とされる。

その意味は、利用社内のLAN環境において悪質なサイト閲覧防止をするためのフィルタリングや社内のインターネット利用を制限するプロキシサーバーと呼ばれる仕組みで社内の個々のPCからインターネットを接続するのではなく、プロキシサーバーが代理としてインターネットに接続する手法をとっていた場合に、クラウドサービス接続が出来ないケースが発生する。
フィルター・プロキシサーバーで利用するクラウドに接続できる設定をしておかなければならない。
また、当然のことであるがLANケーブルの接触不良、ルーターの故障なども利用会社の対応となる。

テレビ放送で例えれば、テレビ局がクラウド提供会社、テレビはPC、アンテナはルーター、アンテナコンセントはHUB、アンテナケーブルはLANケーブルに置き換えて考えるとわかりやすい。

従来のハードウェア一体型のシステムは、すべてにおいて提供メーカーが対応するがクラウド型のシステムについては、自社内のネットワーク環境、接続するPCはクラウドシステムの提供会社ではなくそれぞれの導入設置会社又は自社内で対応すべきことを認識しておかなければならない。



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