商業施設運営の方針

この度の東北地方太平洋沖地震により被災された方々のご無事を心よりお祈り申し上げるとともに亡くなられた方々にお悔やみを申し上げます。

このような状況下は消費者は不安感により買いだめ行動となりモノ不足がちとなる傾向にある、地域とともに生きる商業施設は地域住民の安心感を持っていただくよう努力していきたい。


商業施設運営方針について

新たに商業施設を開設される場合の運営方針は、先ず全てにおいてコストをかけないことが優先事項となり、地域戦略とマーケティング戦略において深く検討されないことが多くみられる。

たしかに、建築費の高騰とテナント賃料の低減化により商業施設開発は採算の見込みはかなり厳しい状態であるが、そのなかでできれば運営管理上で何ができるかとそのアイデイアの具体的な実行力が必要である。

オープンした商業施設はどこにでもある味気ない商業施設となってしまうため、オープン後の半年も経過すると、売上は自店で集客できるテナントだけがとれることになり、複合施設としての魅力はみるみると低下していく。
このことは、入居したテナントだけではなく地域住民にとっても不幸なことである。

本来であれば、地域性とあらたな生活提案を盛り込んだ個性ある商業施設であり、ものを売るだけではなくうるおいと、憩いをもち、地域住民とともに繁栄する商業施設としていくことが価値を生むのではないだろうか。