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ユビキタス社会とSC [ショッピングセンター販売促進活用]

「ユビキタスとは何か」

ここ数年、ユビキタスという言葉をよくきくようになった。
ユビタキス(ubiquitous)「同時にあらゆるところに存在する」というラテン語。
なんだかわからない言葉である。
アメリカゼロックスのバロアルト研究所の「ユビキタス・コンピュータ・プロジェクト」、アメリカマサチューセッツ工科大学による「ウエアラブルコンピューティング」の研究で知られる。
単純にコンピュータのことだからパソコンそのもののことと理解すると間違いである。
あらゆるものに、コンピューターが組み込まれ、相互にデータを交換し、情報が利用できる環境をさしている。
家電や普通の電話、時計やポータブルMDプレーヤなどがネットワークで結ばれ、駅の自動券売機やコーラの自販機までもがネットワークにつながれ、車や電車の中からでもインターネットにアクセスできるような社会が「ユビキタス社会」だという。
それでは、ユビキタスって具体的にどういうことか。
一番身近なところでは、携帯電話である。
携帯電話の中にコンピュータが埋め込まれ、eメール・デジタルカメラはもちろんのこと、web・音楽,最近ではテレビの予約まで行なえるようになってきている。
また、電子マネーの機能も持ち始めてますます生活していく上で必需品となりつつある。
これは全て、ネットワークというインフラが必要である。
車のナビゲーションシステムも車に設置されているナビゲーション装置のみでは、意味をもたない。
道案内をするには、衛星の電波(GPS)を利用して三角測量の原理で現在地をコンピューターで表示する。また、FM波で道路の混雑状況が表示される仕組みとなっている。
方向音痴な人はもちろんのこと、初めての場所にいく時には大変に便利なものである。
このように、生活していく上でいつでも、どこでもネットワークに接続でき生活する目的において無駄なく便利に利用できるものである。
しかしながら、身近なものがコンピュータ機能をもつことになって便利になる反面、なんだか面倒になってしまうこともある。
例えば、ある会社に問い合わせを電話でした場合である。
自動音声で「○×の場合は1を、○○の場合は2を、△□の場合は3を・・・」ガイダンスが流れる。
1を押すと、また詳細のガイダンスが流れ、さらにお客様コードをと言われ、何が何だかわからなくなり、途中であきらめてしまった経験はないだろうか。
そこまで、企業側の論理である一方的なコンピュータ化は、もう少し、研究・改善する余地もあると思われる。
身の回りがコンピュータ機能を持ち始め、便利になる反面・面倒になることもあるのも事実である。
一般個人の身の回りにコンピューター機能をもち始め、さらにネットワーク化がすすんでくることは、SCにご来店されるお客様も同じである。
SCも同様に、ネットワークインフラを整備しご来店されるお客様が支障なくユビキタス機能を利用できるように対応せざるをない。
例えば、無線LANのアクセスポイントの設置や携帯電話のアンテナ設置などである。
ICタグ又はフェリカの利用活用が今後増えていく可能性がある。
ICタグは比較的安価に利用できるし、フェリカは携帯電話に普及している。
特に携帯電話のフェリカを利用した、SC顧客の会員化とサービスはこれからのキーポイントとなるであろう。
例として、携帯フェリカを利用した駐車場顧客へのサービスが考えられる。
駐車場料金精算時点で携帯フェリカを読み取り機にタッチすることにより、一定期間に3回来店された場合は500円程度の買い物券のサービスなども効果のある販促策である。




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