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駅前百貨店のSC化戦略 [SCの運営管理]

百貨店の売上低迷と経営不振期を向かえ、リニューアルを機会に従来の売り場から、テナント形態に変え始めている駅前百貨店が多くなっている。

■百貨店のSC化へのMDの課題


テナントは、勝ち組と言われるテナントを誘致しており、売上はテナント頼みのケースが多く見られる。

百貨店のSC化は、単に力のあるテナントを誘致しておけばそれなりの売上は作ってくれるという考えかたは、百貨店の仕入先の選択方法に近いと思われる。

この方法は、その場所に立地している条件・文化などを意識せずに、売上至上主義となってしまう傾向にあり、本来のSC化とはなっていないのである。

SCは、販売する商品主体ではなく地域住民、来店される顧客に対して発信する生活提案主体としてテナントを選択し誘致することが重要であり、買い物をしなくても来てみたくなる商業施設までに変貌させられるかが、大きな課題となる。

■ 運営管理の課題

百貨店形態からSC形態に変化させるもうひとつの重要な要件は内部コストである。
従来の百貨店は経理、出納、販促・宣伝、仕入、総務、企画などの部署と多数の人数をかかえた重量コスト型の運営を行なっていた。
百貨店からSC化する場合は、管理する手法などを根本的に見直し最小限の内部コストで運営できるような軽量型体制を作り上げなければならない。
百貨店経営は売上至上主義であったことから、利益確保主義に転換することが重要である。

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